なぜか米国

公認会計士を目指して自宅でDVD学習を進めていたものの、簿記一級試験すら満足な点数が取れないという体たらく。

モチベーションがだだ下がりだったところに、上司から米国の大学へ留学すべしとのお達しがあった。正確には研究員として所属するだけで、学位も何も取得できないのだが、ビジネススクールや大学の授業を聴講できるという特典がある。米国の一流大学の授業とはどんなものなのかを経験できる良い機会だ。何よりも給料もらいながら勉強できるのが嬉しい。

というわけで7月からニューヨークに滞在している。ほぼ終日英語の勉強をしてしているような状態だが、3ヶ月目にしてようやく耳が慣れてきた。地下鉄の車内放送が聞き取れるようになったのが地味に嬉しい。

生活のことを少しだけ触れると、ニューヨークは物価が高く、中でも家賃が群を抜いている。マンハッタンでは最低でも2500ドル/月。とても自分の資金だけではやりくりできない。みんな住宅のために働いているようなものだ。しかも、住宅は古いものが多く、中には戦前に建てられた物件もある。米国には地震がないために、建て替えの必要がないためだ。そんな中古物件にこの価格とは信じられないが、これが現実。加えてエアコンもついていないことが多く、その場合は簡易型エアコンを窓に取り付けているようだ。日本とは消費構造が全く違う。

ともあれ、海外での初めての仕事が留学となったのには少し驚いたが、とにかく頑張りたい。他の社員からどう思われているのかは考えないことにする。みんな自分が可愛いのだ。特別扱いされる人には厳しいのが当然で、このわだかまりを解消することは不可能だ。ならば自分は勉強するのみ。天は自ら助くるものを助く。

ふと、このブログに留学のことについて以前書いたことを思い出した。やはりここに書くと、何かしらの形でそれが実現するようだ。次は公認会計士だろうか。